消費者金融の歴史・その2
1960年代、当初は団地で暮らす人の利用が多かったことから、消費者金融は「団地金融」とよばれていた。1968年はいざなぎ景気で、日本経済は大きく成長していた。1969年には、消費者金融業者による協会組織として、11社の業者が集まり、日本消費者金融協会(JCFA)が設立された。これは、業界の健全な育成をめざし、社会的地位の向上を図るための組織である。
1970年代には、消費者金融は「サラリーマン金融」略して「サラ金」とよばれるようになった。サラリーマンを対象にした業者が多かったことからである。
サラリーマンが給料前のちょっと苦しいときに借りる、無担保融資という性格をあらわしており、この名前は広く親しまれた。また、「サラ金」という略語により、さらに親しまれるようになった。
1970年代には儲かる業界だということで消費者金融業への新規参入が相次いだ。金融機関もいわゆる迂回融資により、消費者金融業に資金を提供した。こうして消費者金融の業者は増えたが、1975年ごろには、悪徳業者の横行が社会問題化した。
国民のなかからは、金融行政を改めるべきだとの要求が多くなり、法的措置の必要性が叫ばれるようになった。
そうしたなかでも、良心的な業者は経営体質の改善や教育・研修に力を入れ、なんとか難局を乗り切ろうと努力していた。

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