新石器時代から産業革命前まで、世界の豊かさは同じだった。
この本はおもしろい。おすすめです。
10万年の世界経済史/グレゴリー・クラーク
新石器時代から紀元1800年まで、世界経済史をみると、人びとの所得は変わらなかった。
1800年の頃の人よりもかえっって狩猟採集民のほうが、1日の労働時間は短く、その意味では豊かだった。農耕民は長時間働いても、何も生活は豊かにならなかったのだ。この事実をいろんな観点から示し、また検討していく。
しかし、19世紀の中頃から、イギリスをはじめとして西洋では所得が急カーブを描いて上昇する。日本もその後、それに追随した。
それは「大いなる分岐」といわれる世界経済史上の大きな変化である。その変化はなぜ、起きたのか、あるいは現代でも貧しい国々があるように、その変化が起きない国々があるのはなぜか、この問題をまたまたさまざまな面から検討していく。
最後のほうは、なぜ、世界全体が発展しないのかという問いを重点的に検討している。貧しい国では労働生産性が低いという問題が詳しく論じられる。では、なぜ労働生産性が低いのか・・・。答えはネタばらしになるのでいわない。
いずれにしても、この本は面白い。経済史の学者の手によるもので、最近の知見を用いているので、内容的にも質が高い。知的興味を引きまくりで、ぐいぐい引きずられる。おすすめ。

★★★★★ ぐいぐい引き込まれる。訳文もわかりやすい
10万年の世界経済史/グレゴリー・クラーク
新石器時代から紀元1800年まで、世界経済史をみると、人びとの所得は変わらなかった。
1800年の頃の人よりもかえっって狩猟採集民のほうが、1日の労働時間は短く、その意味では豊かだった。農耕民は長時間働いても、何も生活は豊かにならなかったのだ。この事実をいろんな観点から示し、また検討していく。
しかし、19世紀の中頃から、イギリスをはじめとして西洋では所得が急カーブを描いて上昇する。日本もその後、それに追随した。
それは「大いなる分岐」といわれる世界経済史上の大きな変化である。その変化はなぜ、起きたのか、あるいは現代でも貧しい国々があるように、その変化が起きない国々があるのはなぜか、この問題をまたまたさまざまな面から検討していく。
最後のほうは、なぜ、世界全体が発展しないのかという問いを重点的に検討している。貧しい国では労働生産性が低いという問題が詳しく論じられる。では、なぜ労働生産性が低いのか・・・。答えはネタばらしになるのでいわない。
いずれにしても、この本は面白い。経済史の学者の手によるもので、最近の知見を用いているので、内容的にも質が高い。知的興味を引きまくりで、ぐいぐい引きずられる。おすすめ。

★★★★★ ぐいぐい引き込まれる。訳文もわかりやすい
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NAME:蝉丸
PROFILE:自宅警備員
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