婚活---gooのキーワードランキングで1位.
gooのキーワードランキングを見ると、「婚活」が1位になっていた。えええ、「婚活」って何じゃ?というわけで調べてみた。
goo「注目ワード」週間ランキング 2008/06/08
現在、結婚できない男女が増えている時代である。就職に「就活」(就職活動)が必要なように、結婚にも「婚活」(結婚のための活動)が必要な時代が到来したという。
この「婚活」という言葉を編み出したのは、「パラサイト・シングル」「格差社会」などの言葉をつくった家族社会学者の山田昌弘である。ディスカヴァー携書 21『「婚活」時代 』のタイトルにもなっており、同書のなかで用いられている。この言葉が生まれたのは、次のような理由による。
男女交際や結婚について「規制緩和」が進んだことで、1980年代に晩婚化、非婚化が始まった。「規制緩和」の1つは、恋愛結婚の増加である。1965~69年頃を境に恋愛結婚がお見合い結婚を抜きました。それまでの、お見合いや職場結婚などのような「ほぼ自動的に結婚できるシステム」が減ったのである。
恋愛観や結婚観にも「規制緩和」がすすんだ。例えば「男女交際の自由化」である。男女とも出会う相手が多くなって選択肢が広がまた、「別れる自由」が出てきた。こうした状況が男女の晩婚化、非婚化を促進することになった。このため、意識的に「結婚のための活動をする」必要性が出てきた。
そこに現在の「格差社会」が加わりさらに晩婚化や非婚化の原因になっている。とくに男性、若年層の経済力格差が、問題の根本にある。現在、「就職できない」「正規社員になれない」などの理由で、経済力がない男性が増えており、安定した収入が見込めないため結婚できない、という状況がおこっている。
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「婚活」時代 (ディスカヴァー携書 21) 山田 昌弘 ディスカヴァー・トゥエンティワン 2008-02-29 平均評価点3.5 コメント:新、結婚感 コメント:何のための結婚なのか コメント:"母親"にとって、「娘がどう生きるか」は自分の人生の肯定or否定に直結してしまう コメント:諸悪の根源は日本の男 コメント:極狭い社会での出来事では? |
なかなか興味深い内容である。ただ、現状分析はおそらく正しいように思われるが。「婚活」という言葉は、奇をてらっているのではないか。男性も、女性も、恋人を求めて、あるいは結婚相手を求めて活動するのは、いまも昔も同じだろう。昔から、合コン、合ハイというのはあったし、ナンパというのも昔からあった。だから、「婚活」という言葉をつくらなくても、そういうことは昔からある。
他方、結婚することが困難になってきたというのは、現在の状況をあらわすものである。こちらのほうこそ、言葉にしてほしかったと思う。格差社会の原因は、年功賃金・終身雇用の恩恵を全員が受けられなくなったことにある。にもかかわらず、年功賃金・終身雇用体制がつづいており、雇用に市場原理が導入されないことにある。もし、雇用がもっと市場まかせになれば、格差をはね返し、適材適所の社会が生まれるはずである。
そうした点から考えると、「婚活」という言葉は面白いが、ポイントがずれている。したがって、面白くするために。ポイントをずらしたと批判したくなるのだが、いかがであろうか。
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